真性包茎の背面切開術とは

包皮を切開する背面切開術

真性包茎の手術法には、背面切開術と環状切除法といった2種類の方法があります。
両方を組合わせて行うこともあるようです。
真性包茎は勃起時にも平常時にも亀頭に包皮が被っている状態のことをいいます。
真性包茎だと陰茎ガンなどの発症リスクも高まりますし、細菌感染も起こりやすくなります。そのため手術を行って治療するのが望ましいです。
包茎の手術でオーソドックスなのは環状切開法で、背面切開術のみで対応することはあまりありません。
真性包茎の場合には一時的に仮性包茎の状態にする必要があるので、背面切開術を行って亀頭を露出できるようにしてから包皮を切り取る手術を行う場合もあります。背面切開術は包皮を縦に切開するだけの簡単な手術法です。一般的には、緊急時や子供の包茎治療の際などに用いられています。
背面切開術を行うと、亀頭を露出させることができるようになります。
ただし、包皮は余ってしまうので全て露出させられるわけではありません。

背面切開術のメリット・デメリット


包茎の手術法のうち背面切開術を行うメリットには、手術が非常に簡単ということが挙げられます。
医療保険の適応対象にもなっているので、治療費が他の手術法に比べると大分安く済みます。
そのため一般的な泌尿器科クリニック等で行われていることが多いです。環状切除法の場合には自費診療となっており、背面切開術に比べると費用は割高です。
ただし、自費診療の場合クリニックが自由に料金設定を行うことができるので、クリニックによって料金は大きく異なります。
また、背面切開術のデメリットを挙げると、余った包皮を取り除かないので見た目が気になるということがあります。
人によってはそれがコンプレックスになってしまうこともあるようです。環状切除法の場合には、余っている包皮を切り取るので見た目が綺麗に仕上がります。
真性包茎の手術を行う場合には、背面切開術を行ってまず亀頭を露出させるようにします。
それから余った包皮を取り除く手術を行うことが多いです。

まとめ

背面切開術は、縦に包皮を切開する手術法になります。
この手術を行うことで包皮に覆われている亀頭を露出させることができます。
ただし、包皮が余ってしまうので見た目があまり良くありません。
そのため余った包皮を取り除く手術も合わせて行うことが多いです。
背面切開術のみなら医療保険の適応対象なので費用は安く済みますが、包皮を取り除く環状切除法を合わせて行うと自費診療となります。
自費診療だと、その分費用は割高です。

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